2014年12月26日金曜日

2014年のクリスマスin England


14年ぶりのイギリスでのクリスマスを家族とともに迎えました!
やっぱりクリスマスは素敵なひとときです。

今年は、近所の旦那の妹の家でのクリスマスディナーでした。

ベジタリアンな我が家のために、ターキーではなく
サーモンを用意してくれていました。美味しい♡

英国の伝統的なクリスマスディナーはこんな感じ。

必ずあるモノは
BRUSSEL SPROUTS 芽キャベツ
PARSNIPS パースニップ(白ニンジンとかアメリカボウフウとか言われる)
ROAST POTATOES ローストポテト
TURKEY ターキー
CRANBERRY SAUCE  クランベリーソース
GRAVY グレイビー

そして忘れては行けないものが
CHRISTMAS PUDDING クリスマスプディング!

10年以上食べていないと、何故だか懐かしくて
頂くことにしましたが、鼻血ブーになりそうになって
食べてはイケナイものだったことを思い出した〜!

コレ、イギリスの伝統的なクリスマスケーキです。
今時は、どこの家庭も出来合いのものを買ってくるみたいです。

タップリのドライフルーツとナッツ類を
タップリの砂糖と油(昔は牛脂だったらしい)で固めたもの。
ブランデーやラム酒もタンマリ入ってるから
どんだけのカロリーなのか考えたら口に出来ないね。

伝統的には、パン粉と小麦粉、ミンツミート(これが牛脂)と卵
砂糖とブランデーに漬込んだドライフルーツ、
胡桃などのナッツ類、クローブやシナモンなどの香辛料を
混ぜ合わせて、ラム酒を加えて一晩寝かせる。
材料には、13種類が使われなければいけないと言われていたらしい。
一晩寝かせた生地を型に入れて蒸し上げ、
1ヶ月くらいは冷所で熟成させる。
寝かせる時間が長い程、果物が発酵してアルコール分が増えるので
熟成期間を長くする程美味しいと言われている。
そのために、クリスマスプディングを食べたらすぐに、
来年のクリスマスプディングを作ると言う話しもある。

その昔は、家族全員が願い事をして一回づつ生地をかき回したそうで、
かき回しの儀式があったんだって。
この時、生地を混ぜる向きが時計回りと決まっていて
宇宙の中心である地球の周囲を太陽が時計回りに回るという天動説に
由来しているらしい。
なんだか、日本のお米の研ぎ方と似ていて、感動した!

クリスマスプディングは、食べる前に再度蒸すか茹でるか湯煎して
温かくしたものに、ヒイラギの枝を飾り付け、
熱したブランデーをかけてフランベし、切り分けます。
ブランデーバターかカスタードクリームを添えて食べます。

我が家の子どもたちは、クリスマスケーキと言えば
イチゴのショートケーキ風なものしか想像できないので
コレが出された時の衝撃は大きかったようです。
添え物のカスタードクリームだけすくって食べて終わっていました。笑

何はともあれ、家族みんなでクリスマスを迎えられたことに
感謝する一日でした♡



そして、今日はボクシング・デイ。
クリスマスの翌日はBOXING DAYと言われる休日です。

クリスマスのプレゼントボックスにちなんで呼ばれているようです。

その昔は、教会が貧しい人たちのために、
寄付によるクリスマスプレゼントの箱(BOX)を
この日に開けたことから呼ばれるようになったとか。
アイルランドでは、聖スティーブンの日として知られています。

クリスマスの日も忙しく仕事をしなければならなかったバトラーや使用人に
家族との時間を過ごすために与えた休日だったらしく
帰省するクリスマスの翌日に、主人から贈り物を箱に入れてもらったとも言われてます。

いずれにしても、家族でゆっくり静かに過ごす一日です。

今ではバーゲンセール開始日だったりもして
静かに過ごす人も少なくなってるのかな〜?
我が家はゆったりマッタリして過ごしています。
普段はやかましく走り回るチビも、
昨日サンタからもらったプレゼントで一人静かにしていられるみたい。笑

新年が明ける前には
子どもたちが楽しみにしている場所に連れて行こうかな。
ママが居ない間、頑張っていたみたいだしね♡




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