2015年2月6日金曜日

不思議なことPart5


北海道より北に位置するイギリスでも
ようやく春の訪れを感じることが出来ています。

朝の8時でも真っ暗だったのが
7時半くらいには日の出の時間になって来ました。
夕方も4時には真っ暗でしたが
5時チョッと過ぎに日の入りの時間になりました!
有り難いことです。



さて、ひさしぶりの
英国不思議なことシリーズ。
ただただ、ブログにアップしていないだけで
不思議なことをあげれば切りがないのですが・・・。笑



今回は様々な表示について。
トップバッターは、ある靴屋の店内。


こんなに大きく『無料!』って書いてあるので
やっぱり目が行くでしょ?

その下には「パトカーに乗れます!」

その下には更に小さく「万引き犯を捕まえた人には」
って書いてある。

万引き犯を捕まえてくれた人には
無料でパトカー乗車体験をさせてくれるんだそうです。

子どもたちは「ふ〜ん。なかなか良いアイデアだね♪」
なんて言っています。
日本じゃ見かけないよね。


お次はこれ。


「座席に足をのせないで!」


電車にのると、向かい席には必ず張ってあります。
しか〜し!
その横に座って、平然とこの姿勢を取っている人が
必ずどこかの車輛にはいます。

表示に出さなきゃいけないくらい、やる人がいるってことも
残念な感じがしますが
表示してる横で、この格好が平気な人はもっと残念な感じ。

女性も男性もこの格好を見かけるし
しかも泥だらけの靴で平気な所が
私には許せなかったりします。

子どもたちは目が点つくりんになって、驚きます。
「せめて、靴脱いだらいいのにね〜」だって。
イヤイヤ、乗せないでってば!



そして、最後は今回のメインテーマにしたいタバコ。
まずは表示から。


良く道端に捨ててあります。
捨ててあることが問題なのではなく
(あ、公衆道徳的には問題だと思うケド
もしポイ捨てを問題にするなら
ここには犬の◯◯を載せたい感じ)
このパッケージに注目!

「喫煙は死!」とでも訳しましょうか。
この裏面は、写真を撮るには堪え難い、イヤイヤ見るに堪え難い
すっごいグロテスクな写真がついています。
タバコを吸うとこう成ります的な写真です。

タバコの箱自体を触れなくなるくらいの
怖い写真付きなの。
タバコを吸ったことの無い私には
(いや吸いたいと思ったことが無い、の方が正解かな)
コレを買って吸う人の気持ちが全く分からない・・・。

まず、パッケージのグロテスクさ
(お見せ出来なくてごめんなさいね。でも絶対無理!)
には、心底驚きます。

でもね、更に更に驚きなのは
イギリスでは喫煙者数がすごーく多い気がするの。



ここからは、表示からの発展問題ね。



調べてみたら、2015年の1月に出された最新の統計では
英国の人口の1/6が喫煙者だそうだ。
年々減ってはいるそうだけど、若年層の喫煙率が高い。
11〜15歳で8%もの喫煙者がいると発表されている。
しかも、2006年の11%からは激減しているそうだ。
16歳以上を大人としているってことは、16歳から吸って良い
ってことなんだろうね。コレにもビックリする。


そして、全喫煙者の内、男性の40%、女性は23%が
手巻きのタバコを吸っているそうだ。
手巻きタバコはコレ。



イギリスのタバコは高い。
タバコ価格が高い国ランキングを見ると
1位のノルウェーに次ぐ
第2位にランキングしている。
ちなみに、日本は40位だ。
日本のタバコの5倍の値段だそうだ。
そのためか、少しでも安く買えるコノ手巻きタバコが
人気らしい。
フィルターも何も無い訳だから、メチャクチャ身体に
悪いんじゃない?って思うんだけど・・・。


最近の日本は、歩きタバコ禁止条例が出来たり
My灰皿を持ち歩く人がいたりで
かなりマナーが向上しているが、
このイギリスはポイ捨てもそこいらじゅうにしてあるし
歩きタバコの人口も多い気がする。
喫煙マナーはハッキリ言って悪いと思う。


高校生の娘が通う学校では
勿論、校内禁煙になっているけれど
既にヘビースモーカーなために
休み時間に喫煙しなきゃ我慢が出来ないと
言っている生徒が多いらしい。
クラス内で、タバコを吸ったことが無いのは
娘だけだそうだ。


でも、値段の高いタバコを
なぜ高校生が手に入れられるの?と言う
素朴な質問が湧いて聞いてみたら
大概はおばあちゃんとかおばちゃんとかが
買ってくれるそうだ。
或は、離婚して一緒に済んでいないお父さんとか。

子どもを持つ母としては
何だかな〜って思う訳なのです・・・。

タバコ一つで見えてくるモノには
結構シビアな問題も見え隠れしていて
ちょっと暗い気持ちになったりします。



文化とか習慣とかの違いだけじゃなくて
国民性がどう作られているのかとかも
日々の小さなことから
見えて来るものも沢山あることに
気が付く今日この頃です。